MESSAGE
私は、経営参謀税理士です。
日本マーケティング税理士協会理事の税理士、津田弘一(つだひろかず)と申します。
この場をお借りして、私が税理士という仕事を通じて実現したいこと、当協会を通じて作りたい未来などをお話しさせて頂きたいと思います。

税理士の仕事を通じて私が実現したい世界
私は、税理士という仕事を通じて、お客様はもちろん、社員や取引先など、多くの人に深い幸福感を届けられる中小企業を増やしたいと考えています。そして、日本の発展を支える納税を誇りとし、その志を次世代に広げていく企業が数多く存在する社会を実現したいと思っています。
AIが急速に進化するこれからの時代だからこそ、税理士が本来果たすべき役割は、ますます重要になると確信しています。
これまで、税理士自身もお客様も負担に感じていた税務・会計の定型業務は、AIの活用によって効率化され、より少ない時間と労力で処理できる時代になります。
その結果、税理士は決算・申告をする事務処理の専門家ではなく、経営者の思いに寄り添い、課題を整理し、未来の意思決定を支える「経営参謀」として、より大きな価値を提供できるようになります。私はこれこそが、これからの税理士に求められる姿であると考えています。
私は、兵庫県商工会連合会のチーフアドバイザーなどを務める中で、15年間にわたり延べ1,500名を超える中小企業の事業承継問題の解決に携わってきました。その経験を通じて強く感じたことがあります。
それは、多くの経営者が「経営に関するあらゆる悩みを相談できる、信頼できる専門家」を求めている一方で、
そのような存在と出会えず、孤独に悩み続けているという現実です。
事務所主催の経営セミナーをきっかけに出会ったH社長と、経営参謀としてのコンサルティング契約を締結して4か月目のことでした。H社長からいただいた言葉は、今でも忘れることができません。
「先生と出会った4か月間は、50年間お世話になった以前の会計事務所との関係よりも、はるかに深く、大きな価値がありました。」
その言葉の背景には、長年にわたり「本当に頼れる専門家に出会いたい」と願いながら、満たされない思いを抱えていた経営者の苦悩がありました。
中小企業経営者が抱える資金繰り、売上、人材採用・育成などの様々な課題に対し、税理士が経営参謀として寄り添い続けることができれば、企業は成長し、そこに関わるお客様、社員、取引先など、多くの人に幸福をもたらすことができます。私は、そのような中小企業を一社でも多く増やしていきたいと考えています。
当協会の設立に参加した理由
弓削塾長が掲げる「税理士を経営参謀に!」というビジョンに深く共感したことが、私が協会設立に参加した一番の理由です。
先日、開業されたばかりのH税理士先生から、今後の事務所経営について相談を受け、私自身の支援事例を紹介させていただく機会がありました。その後の質疑応答の中で、H先生から次のような言葉をいただきました。
「AIを活用した会計ソフトを使い、一人で60社のAI記帳代行に挑戦しようと思っていました。しかし、やはり事務作業の下請けになることには違和感があります。もっと経営者に貢献できる、津田先生のような経営参謀税理士になりたいです。」
この言葉を聞いた時、私は開業当初の自分自身の姿を思い出しました。
私自身、現在では経営参謀税理士として、お客様から必要とされる機会が増えてきました。しかし、開業当初は、記帳代行を中心とした事務作業に追われ、「もっと経営者の役に立ちたい。しかし、具体的に何をすればよいのか分からない」という葛藤を抱え、悩み続けた時期がありました。
そのような中で、TKC近畿兵庫会の吉田正之先生とのご縁をきっかけに、多くの素晴らしい方々との出会いに恵まれました。そして6年前、弓削塾長と出会い、人の心を動かすマーケティング実践力を学び、挑戦を続けたことで、事務所経営は大きく改善していきました。
しかし、税理士のH先生との出会いを通じて、改めて気づいたことがあります。
それは、「もっとお客様に貢献したい」「経営者から心から頼られる存在になりたい」と願いながらも、その方法が分からず悩んでいる税理士が多く存在するということです。さらに、AIの急速な進化によって、「これから自分たちの仕事はなくなるのではないか」という不安を抱えている税理士も少なくありません。
その悩みは、かつて私自身が抱えていたものよりも、さらに大きなものになっていると感じています。だからこそ、弓削塾長の「税理士を経営参謀に!」というビジョンは、これからの税理士業界に必要不可欠な考え方であり、私自身が経営する税理士法人のビジョンにもなっています。
H先生のように、「もっと経営者の役に立ちたい。しかし、どのように成長すればよいのか分からない」と悩む税理士の先生方に対して、効率的かつ効果的に学び、実践できる場を提供することは、大きな意義があると考えています。
その想いから、私は協会設立への参画を決意しました。
問題解決倶楽部で学ぶ意義
私は、当協会が主催する問題解決倶楽部で学ぶ意義は、大きく2つあると考えています。
1つには、マーケティング実践力を体系的に習得し、経営参謀税理士として経営者から選ばれる力を身につけられることであり、2つには、志の高い税理士の先生方と出会い、互いに志と能力を高め合う仲間を得られることです。
マーケティング実践力を体系的に習得し、
経営参謀税理士として経営者から選ばれる力を身につけられること
私は問題解決倶楽部で6年間学び、学んだことを実践し続けた結果、自らの税理士法人が抱えていた経営課題を大きく改善することができました。顧客基盤の拡大とスタッフの採用です。
顧客基盤の拡大
以前の私は、「どのようにすればお客様から選ばれる事務所になれるのか」という不安を常に抱えていました。しかし、問題解決倶楽部で「人の心を動かすマーケティング実践力」を学び、実践を重ねたことで、安定してお客様から選ばれる仕組みを構築することができました。
その結果、先日、日本政策金融公庫に勤務された後、独立されたコンサルタントの方が、地元金融機関や商工会を訪問された際に、「地元で最も経営に詳しい税理士を紹介してほしい」と相談されたところ、「税理士法人プレシャスパートナーズの津田税理士」と推薦されたと伺いました。この出来事を通じて、地域において「経営に強い税理士」として認知されつつあることを実感しました。
また、金融機関の担当者からも、「地域で最も信頼できる税理士」として中小企業経営者をご紹介いただく機会が増え、「さらに紹介したい企業がある」というお声もいただけるようになりました。
現在では、ご依頼いただく案件に対して十分な支援体制を整えることを優先し、金融機関の担当者には3か月程度お待ちいただいています。
そのため現在は、新規営業活動よりも、より質の高い支援を提供するための組織づくりに力を注いでいます。
スタッフの採用
以前は、高額な紹介料を支払って採用しても、入社後のミスマッチが続き、「採用しても退職してしまう」という状況を繰り返していました。その結果、職員にも大きな負担がかかり、事務所全体が疲弊してしまう時期もありました。
しかし、問題解決倶楽部で学んだマーケティングの考え方は、採用活動にも応用できることに気づきました。そして、「企業が求職者を選ぶ採用」から、「求職者から選ばれる採用」へと考え方を転換しました。
その結果、高額な紹介料に依存することなく、令和7年度には2名、令和8年度には3名の優秀な人材を採用することができました。この経験から、マーケティング実践力は、お客様から選ばれるためだけではなく、優秀な人材から選ばれる組織づくりにも活かせることを実感しています。
志の高い税理士の先生方と出会い、互いに志と能力を高め合う仲間を得られること
私は問題解決倶楽部の大きな価値は、マーケティング実践力を体系的に学べることだけではなく、「志をともにする仲間と出会えること」にあると考えています。
多くの税理士事務所は小規模な組織であり、経営者である税理士自身が孤独の中で判断を求められる場面も少なくありません。その結果、過去の成功体験や自身の価値観だけに頼ってしまうこともあります。
しかし、問題解決倶楽部には、「お客様のために本気で成長したい」という高い志を持った先生方が集まっています。
そのような仲間とともに学び、実践事例を共有し、互いに刺激を与え合うことで、一人では気づくことのできなかった新たな視点や考え方を得ることができます。
また、成功事例だけではなく、失敗や課題についても素直に共有し合える環境があるからこそ、人としても、税理士としても成長することができます。私自身、このような仲間との出会いがあったからこそ、日々の業務に追われ、学びを継続することが難しい時期にも励まされ、勇気をいただき、挑戦を続けることができました。志をともにする仲間の存在は、私にとって何にも代えがたい財産であり、問題解決倶楽部で学ぶ大きな意義の一つだと感じています。
最後に!
税理士試験に合格された先生方は、非常に難易度の高い試験に挑み、たゆまぬ努力を積み重ね、5科目合格という大きな成果を勝ち取られた方々です。そのような高い専門性と可能性を持つ先生方が、さらに経営参謀としての力を磨き、その能力を発揮することができれば、悩みを抱える多くの中小企業経営者にとって、かけがえのない存在になれると私は信じています。
そのためには、税務・会計の専門知識だけではなく、人の心を動かすマーケティング実践力を体系的に学び、実践を通じて磨き続けることが重要です。そして、同じ志を持つ仲間と切磋琢磨しながら学び続けることで、一人では到達できない成長を実現できると考えています。
私自身も、経営参謀を目指す先生方と出会い、ともに学び、互いに高め合いながら成長していきたいと思っています。
そして、その先には、お客様はもちろん、社員、取引先など、企業に関わる多くの人々に「人が幸せに働き、未来に希望を持てる企業が溢れる社会」を、次の世代へ残したいという強い願いがあります。
「誰と出会い、何を未来に残すのか。」
私は、この問いを胸に、これからも歩み続けていきたいと思います。
皆様と出会い、ともに学び、ともに成長できる日を心より楽しみにしております。
経歴
- 平成16年9月 津田会計事務所 開業 所長
- 平成22年3月 田原会計事務所と合併 副所長に就任
- 令和5年9月 税理士法人プレシャスパートナーズ設立 代表社員就任 現在に至る
公職
- 平成24年4月 経済産業省 ネットワーク強化事業上級アドバイザー 就任
- 平成25年4月 兵庫県商工会連合会 チーフアドバイザー 就任
- 平成29月7月 TKC近畿兵庫会 中小企業支援委員長 就任
- 平成29年7月 TKC近畿兵庫会 社会福祉法人経営研究会 サブリーダー 就任
- 令和7年7月 TKC近畿兵庫会 東播支部 支部長 就任 現在に至る
